2022/07/29 10:00

いつもご愛顧いただきましてありがとうございます。
FILOU MARCHEのこんぱなです。

今回も、引き続き犬猫の外耳炎についてつらつらと書いてみようと思います。

多くの犬猫を悩ませる症状『外耳炎』。
命に関わるような深刻な不調ではありませんが、外耳炎は繰り返すことが多く、また、外耳炎の治療を嫌がるペットも多いため、命に関わる不調ではないとはいえ獣医師泣かせのトラブルだったりします。

前回までで、外耳炎の治療が難しい理由および外耳炎時によく使用されるお薬に関してお伝えさせていただきました。

今回は、外耳炎に対して『長期使用ができて、体への副作用が少ない成分』をお伝えしたいと思います!
ただ、今回の記事をお読みいただくときに誤解しないでいただきたいのは、ステロイドや抗生物質がNGだとお伝えしたいわけではないということ。

ステロイドや抗生物質は即効性が高く、激しい痛みや痒みに襲われてストレスを感じている場合に短期間で効果を出すためには非常に有効なお薬です。
ただ【繰り返す外耳炎】に対しては、ステロイドや抗生物質での対処は向かない、とは思っています。
(ステロイドや抗生物質が長期間の使用になることは避けたほうがよいと考えています)


そんな前提をお伝えした上で、『犬猫の外耳炎に対して長期使用ができて、体への副作用が少ない成分』をお伝えしてみますね。

◼️ラクトペルオキシダーゼ
ラクトペルオキシダーゼは乳や唾液などの分泌液中に含まる酵素です。
唾液成分と化学反応を起こすことで強い抗菌活性物質を生成します

◼️リゾチーム
リゾチームは乳汁や卵白に含まれているタンパク質で、細菌の細胞壁を壊す『溶菌酵素』です。
抗生物質とは抗菌の作用メカニズムが異なっているので、抗生物質耐性菌に対しても効果が期待できます

◼️ラクトフェリン
ラクトフェリンは母乳や哺乳動物の乳に含まれる成分です。
細菌の増殖に必要不可欠な鉄分をラクトフェリンが横取りすることで細菌の増殖を阻害
し、殺菌効果を発揮します。

 
上記の成分たちは
●長期の使用でも体への負担がほとんどない
●抗生物質や抗真菌薬が効きにくい場合にも、治療効果が出る場合がある。

というメリットがあります。

一方で
●(ステロイドなどに比べて)効果が出るのが遅い
という部分もあり、痛みや痒み、炎症を一刻も早く抑えなければいけない状況に対しては向きません。


さてさて、そんな上記成分を使った商品がこちら。

「ザイマックス イヤープロテクター」
https://yuuruu.thebase.in/items/61971069


「ザイマックス イヤークリーナー」
https://yuuruu.thebase.in/items/61971078

次回、製品の詳細をお伝えさせていただきますね!

***FILOU MARCHE こんぱな***

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